<NEWS Release>

2017年8月23日

 


栄養不良の子どもたちへの食糧寄付が5億5,000万食を達成
世界中で毎日13万人の子どもたちの空腹を満たしています

 

栄養不良の子どもたちへの食糧寄付が5億5,000万食を達成 世界中で毎日13万人の子どもたちの空腹を満たしています

 

ニュースキンエンタープライズ社は、8月22日、同社のナリッシュ ザ チルドレン プログラムを通じて世界中の栄養不良の子どもたちに寄付された食糧が、累計5億5,000万食を超えたことを発表しました。2002年に開始したこのプログラムは、ニュースキンの会員、カスタマー、社員が、栄養食「ビタミールⓇ*1」を購入して寄付するというビジネスの手法を採用し、栄養不良や飢餓に苦しむ人たちに救援物資を届けることを専門とする第三者の非営利団体をとおして食糧支援を行っています。

ニュースキンエンタープライズ エグゼクティブ チェアマン 兼 ナリッシュ ザ チルドレン エグゼクティブ ディレクターであるスティーブン J. ランドは、次のように述べています。「15年前から多くの会員、カスタマー、社員が世界中の飢えに苦しむ子どもたちに食糧援助を続けています。一人ひとりの善意が子どもたちの生活を変えています。さらに多くの子どもたちを助けられるように活動の輪を広げていきましょう。」

支援先のひとつであるマラウイ共和国のチェワ ヘリティッジ財団のジョージ カニャマ フィリ会長は、「当財団が活動しているさまざまな地域で大勢の子どもたちを支援してくださっているニュースキンに、心からお礼を申し上げます。いずれの地域も、『食事といえば学校給食だけ』という子どもがほとんどです。子どもたちはビタミールを食べることで、必要なビタミンなどの栄養も摂ることができます」と感謝しています。

 

「ビタミール」について

カロリーだけを得られる単一の穀物とは異なり、科学的に開発された栄養食で、栄養不良の子どもたちに必要な栄養を満たします。ニュースキンの栄養学者が、子どもの成長に適した成分と配合を考え、必須ビタミンやミネラル、そして炭水化物、タンパク質、脂質、食物繊維をバランス良く含んだ製品を実現。1パックで5歳未満の小児の30食分に相当し、1食で240kcalを摂取できます。

マラウイ共和国へ寄付されるビタミールは、原料栽培から工場での製造など、現地で400人の雇用を生み出し経済の活性化にも貢献しています。

「ビタミールⓇ」について
ビタミールを受け取り笑顔の子どもたち

ビタミールを受け取り笑顔の子どもたち

ビタミール工場

ビタミール工場

*1 ビタミールの価格には、生産、一般管理、配送、販売にかかる費用が含まれています。

 

アフリカ・マラウイ共和国での支援状況を視察

農業支援は累計4,272世帯に普及

 

ニュースキンは、ビタミールの寄付と共にマラウイ共和国への継続的な支援を行っています。世界最貧国のひとつであり国民の80%以上が農業に従事するこの国で2007年にスタートしたSAFI*2 は、何世代にもわたって家族が自立できるように、農業の生産性を高めるための知識や技術指導を行う農業学校です。30~40の家族がSAFIに住みながら、農業経営、灌漑かんがい、栄養学、畜産などについて学び、子どもたちは施設内にある小学校に通います。2年間学んだ後は自分たちの村に戻り、習得した技術をより多くの家族が自立するために地域の人々に伝えていきます。

 

ニュースキンジャパンでは、このSAFIのノウハウを活用した農業教育支援プロジェクト「チルドレンズ ブライター フューチャー フォー マラウイ」を2013年からサポートしています。5年目を迎える今年、支援を受けた農家は累計4,272世帯にのぼりました。

政府が雇用する農業指導員をとおして広めるこのプロジェクトでは、模範的な家族を選出し、その畑で効率良く収穫する成功事例を身近に体験することで、村ごとの勤労意欲が高まり、販売用の作物まで収穫できる農家が増え続けています。子どもたちは成長に十分な食糧と教育を受ける機会が得られるようになり、3年間の支援が終了した後も継続的に実施されています。

 

ニュースキンジャパンは、これからも子どもたちの輝く未来と笑顔をつくるさまざまな活動に貢献してまいります。

 

<チルドレンズ ブライター フューチャー フォー マラウイ>

 

SAFIを視察した会員

SAFIを視察した会員

写真右がプログラムに参加した 農家のトウモロコシ

写真右がプログラムに参加した
農家のトウモロコシ

SAFI卒業生の村

SAFI卒業生の村


 

プロジェクトは、3つのカリキュラムで構成 (3年間)

 

・輪作モジュール…化学肥料や農薬を使わずに家庭菜園で野菜を栽培する近代的な方法。人間栄養学や堆肥のつくり方、衛生学も網羅する。

・家畜モジュール…家族がタンパク質源となる肉と卵を摂れるように、地鶏の飼育方法に重点を置く。

・穀物モジュール…堆肥を使用した環境保全型農法を用いて、トウモロコシ、大豆などの豆類やピーナッツを栽培。食費など家計の管理についても指導する。

 

*2 School of Agriculture for Family Independence(スクール オブ アグリカルチャー フォー ファミリー インディペンデンス) の略。何世代にもわたって家族が自立できるように、農業の生産性を高めるための知識や技術指導を行う農業学校。